お酒のない人生(禁酒日記)

35歳サラリーマンの禁酒記録

禁酒9日目『社会人での失敗①』

昨夜は、禁酒して初めて酒を飲みたいという気持ちがなかった。

今までは、一瞬でもそういう気持ちが毎晩あった。

禁酒を始めて少しずつ、自分の体質が変わってきているのかもしれない。

 

体重 62.3

お金 132,616円(交際費3,000円)

目標達成まで 82日

目標達成のご褒美 ???

 

私は大学を卒業し、建設会社へ入社した。

配属は、事務系の部署だったが、建設会社のためか、酒好きが多く、飲み会が多かった。

飲み会で、まだシラフのときは、社会人なんだからしっかりしなきゃ、礼儀正しくしなきゃ、と意識していた。

そのためか、緊張して酒のピッチが早くなっていた。

また、もともと口下手な私は、酒の力を借りてしゃべっていた成功体験?もあり、ますますピッチは早くなっていた。

そうすると、いつの間にか酔っ払ってしまい、周囲への気遣いが足りなくなり、自分の言いたい事を言うようになっていた。

 

挙げ句の果ての果てに、遅刻をしてしまうことになる。

 

ある日、久しぶりに学生寮の同期会があった。

学生気分に戻り、次の日仕事だったが、普段よりたくさん飲んで、同期の家に泊まった。

 

朝起きると、始業時間の9時だった。。

 

起きた直後に、会社に連絡し、上司に正直に話し、会社へ向かった。

遅刻あるあるだと思うが、遅刻した日は一日中、最悪だ。特に、会社に入って自分のデスクに向かう時なんて、死にたい気持ちになる。

 

デスクにカバンを置き、一目散に上司の所へ行き、180度のお辞儀をして、『遅刻しました、申し訳ありません』と謝罪する。

上司に個室に連れていかれ、昨夜からの状況をひと通り説明し、最後にもう一度、謝罪する。

今でも覚えているが、初めての遅刻で、上司に言われた事は、『仕事が出来る人でも、遅刻してしまうと、それは仕事が出来ない人と思われてしまう。仕事の実力は関係なく、そういうイメージを持たれてしまう。遅刻が多いと、そのイメージは定着してしまい、レッテルを貼られてしまう。新人でまだ仕事も出来ないお前が遅刻してどうするんだ。』と。

 

おっしゃるとおり。何も言葉が出なかった。

 

自分のデスクに戻り、仕事をするが、もう仕事どころではない。一日中、罪悪感と恥ずかしさでいっぱいだった。

普通は、これほどの失敗をしたら、酒の量を減らすとかするのだが、私の酒量と頻度は、結婚する28歳までほとんど変わらなかった。

当然、その後も腐るほど遅刻をしてしまうことになる。

あの時の私に言いたい。『頼む。少しでいいから酒についての知識をつけて、酒に対しての考え方を改めてほしい。』後悔してもしきれない。

 

明日へ続く。