お酒のない人生(禁酒日記)

35歳サラリーマンの禁酒記録

禁酒10日目『社会人での失敗②』

昨夜、目覚ましをかけ忘れ、7時前に目が覚めた。

最近、仕事が忙しく寝不足になっていたので、ぐっすり眠ることができた。

また、いつもはまだ家族が寝ているが、今日は起きていて、出社時、見送ってくれた。

 

体重 62.3

お金 132,016円(タバコ600円)

目標達成まで 81日

目標達成のご褒美 ???

 

会社を遅刻した日は、全力で反省し、2度と起こさないように対策を考えた。

ビールは3杯まで、夜9時以降は飲まないなど、具体的な対策を立て、それを実行する。

しばらくは、対策通りに飲むが、1週間、2週間たつと、だんだん気持ちが緩んで、『まぁ、大丈夫かな。』と、よく分からない理由をつけて、酒の量を増やし、夜遅くまで飲むようになっていた。

そうして、また遅刻してしまうのだ。

ひどい時は1週間で2度も遅刻したことがある。

こうなると、さすがに周りの目も厳しくなり、『あいつはシラフのときは真面目だけど、酒癖が悪いし、遅刻もするからダメだな』と、完全にダメ人間のカテゴリーにされてしまった。(実際、ダメ人間だったのだが)

遅刻だけでなく、酒癖も悪くなっていた。

後輩と飲むと威張り散らし、説教ばかりしていた。

先輩と飲むと、最初は大人しいのだが、酔うと構わず言いたいことを言って機嫌を損ねてしまう。

 

ある時、何人かで飲んだ帰り道、1人の先輩に路地裏に連れていかれ、髪の毛を掴まれながら怒鳴られたことがあった。

その先輩は、学生時代ラグビーをしており、ものすごく体が大きく、とても恐い人だった。

私は、何が何だか分からず、ただただされるままだった。

酔いすぎて、何をしたのかも覚えていない。ひたすら謝ったが、先輩は『お前なんて会社やめてしまえ』みたいな事を言って帰っていった。

次の日は土日で休みだったが、ずっとそのことで頭がいっぱいだった。衝動的に、転職することも考えた。なぜか転職先で思いついたのは、図書館の係員だった。しかし、資格が必要なことを知り、すぐに諦めた。

これほどの事があったが、その時の私の中に『お酒をやめる』という考えは全くなかった。

お酒は人生の楽しみ、お酒がないと人生を楽しめない、お酒がないなんて考えられない。

これらのことを本気で考えていた。

今思うと不思議な考えだと思うが、当時の私は、お酒の知識を持っておらず、自分の考えが正しいと思っていた。

そうやって、私の酒による遅刻は2009年〜2015年の約6年間、治ることはなかった。

 

明日へ続く。