禁酒11日目『クラブでボコられる 社会人での失敗③』
4月から仕事が忙しくなったが、徐々に落ち着いてきた。ゴールデンウィークの2、6日を休めることになったので、今年は10連休になる。
ひかえめに言って、めちゃめちゃ嬉しい、楽しみだ。
今年のゴールデンウィークは、約3年ぶりに家族が集合する。
昨年、おばあちゃんが亡くなり(105歳の大往生だった。)納骨のタイミングを、このゴールデンウィークに合わせたのだ。
家の場合、諸事情でお墓が隣の隣の県にある。
そのため、納骨のついでに観光もしよう、という事になり、約10名で2泊3日の旅行となった。
とても楽しみだが、1つ、気になるのはお酒の事だ。
もちろん、飲もう!とは思っていないが、正直なところ、久しぶりにあったから飲みたいな、という気持ちもある。冷静に考えれば、それは単なる言い訳で、ただ飲みたいだけ、むしろ、お酒を飲まない方が良い思い出はつくれることは理解している。
今まで、帰省したり、旅行するときに、お酒を飲まなかったことは一度もない。
今回の帰省で、禁酒を継続できたら、シラフの帰省や旅行がどんなものか経験できることになる。
よし、経験してみようじゃないか。このマインドで過ごせばきっと継続できる、いや、継続するんだ。
体重 61.4
お金 132,016円(0円)
目標達成まで 80日
目標達成のご褒美 ???
25歳くらいの頃、私はよくクラブに通っていた。
目的は酒を飲んで騒ぐこと、ナンパすることだった。
ある土曜日、先輩とクラブで合流し、いつものように飲んでいた。しかし、いつもと違って、その日は先輩がきつめの酒を持ち込んでいた。
私はそれをショットで何杯も飲み、間も無くして、いつものように酔っ払い、記憶がなくなった。(本当にバカだった)
気がつくと、私は公園のベンチに横になっていた。反射的に財布とスマホを確認したが、幸いポケットにしまわれていた。
時計を見ると夜中の2時だった。
そして、体のあちこちが痛んでいることに気づいた。点検してみると、左目と右ひざがとても痛く、公園のトイレの鏡で見たら、左目は青タンができていた。右ひざには大きな傷があり、血も出ていた。
私は足を引きずりながら大通りまで行き、タクシーを拾って帰った。
次の日、先輩に電話すると、訳を教えてくれた。
私は、酔った勢いで手当たり次第に女の子へ近寄り、話しかけたり、女の子の肩や腰へ手を回していた。
普段、ナンパはするが、ボディータッチはしたことがなかったので驚いた。
そうやって、迷惑行為をしていたとき、女の子と一緒に来ていたと思われる男たちに囲まれて、一斉にボコボコにされた。
最後は、担ぎ上げられ、階段から投げ飛ばされた。
私は、また反省したが、酒をやめようとは思わなかった。
右ひざの傷は、今も残っていて一生消えないだろう。
明日へ続く。